赤ちゃんに英語の聞き流しは効果的？推奨年齢やポイント・注意点とは
グローバル化が進む近年では英語は必須であり、できるだけ早く子どもに英語を慣れさせたいと考える方も多いでしょう。実は、英語学習は赤ちゃんの頃からはじめても効果があるのです。日本語の意味すらわからない年齢でも、英語の聞き流しをすることで効果的な英語学習をすることができます。今回は、英語の聞き流しが効果的な理由やはじめるべき年齢、ポイントや注意点について解説していきます。
Contents
英語の聞き流しは赤ちゃんからはじめるべき3つの理由
効果的な英語学習のためには、赤ちゃんの頃から英語の聞き流しをすることが大切です。赤ちゃんから英語の聞き流しをするべき3つの理由は、以下のとおりです。
- 耳や脳が柔軟だから
- 英語が当たり前の環境になるから
- 言語習得能力が高いから
耳や脳が柔軟だから
赤ちゃんは大人よりも耳や脳が柔軟なため、英語を英語のまま聞くことができる英語耳と英語のまま理解できる英語脳を身につけやすいです。英語は日本語と周波数が異なり、 RやLの聞き分けなど、日本語にはない音も多いため、日本人は英語を聞き取りにくい特徴があります。しかし、日本語にまだ慣れ親しんでいない赤ちゃんの頃から英語の聞き流しをすることで、英語を英語のまま吸収できます。
英語が当たり前の環境になるから
学生が英語に苦手意識をもってしまうのは、今まで触れたことのない言語をいきなり勉強させられるからではないでしょうか。赤ちゃんの頃から英語を聞き流しておくことで、無意識のうちに英語に触れられ、英語が当たり前の環境を作ることができます。小学校で英語の授業がはじまっても、苦手意識や恐怖感をもつ心配がなくなります。
言語習得能力が高いから
赤ちゃんは素晴らしい言語習得能力をもっており、世界のあらゆる言語を聞き分けることができます。赤ちゃんは大人よりも情報伝達に関わる脳の部位であるシナプスが多いため、細かな音のニュアンスや違いを把握できるのです。この能力は歳を重ねると低くなってしまうので、赤ちゃんの頃から英語の聞き流しをして英語に触れておくことが大切です。
何歳の赤ちゃんから英語の聞き流しをはじめるべき？
赤ちゃんへの英語の聞き流しは、生後6〜8ヶ月頃からスタートさせるのが適しているといわれています。産まれてすぐの赤ちゃんは聴覚が十分に発達していないため、英語を聞き流しても単なる音としか認識できません。
赤ちゃんは6ヶ月頃から音声学習をはじめるという研究結果もあります。実際にアメリカでは、日本人の赤ちゃんに対して、RとLの発音の違いがわかるか研究がおこなわれています。その研究では、生後6〜8ヶ月の赤ちゃんは聞き分けできましたが、生後10ヶ月以上の赤ちゃんは聞き分けができないという結果になりました。そのため、英語の聞き分けができる生後6ヶ月頃から英語の聞き流しをおこなうのが効果的です。
赤ちゃんに英語の聞き流しをするときのポイント
赤ちゃんに英語の聞き流しをするときは、以下の3つのポイントに意識しておこないましょう。
- 心地よい音声のものを選ぶ
- 毎日継続する
- レベルにあった音声を選ぶ
心地よい音声のものを選ぶ
赤ちゃんにストレスなく英語を聞いてもらうには、心地よい音声のものを選ぶのが大切です。赤ちゃんが一番心地よいと感じるのはお母さんの声であるため、お母さんが英語を話すことで喜んで耳を傾けてくれます。しかし、英語が苦手なお母さんも少なくありません。そのような場合は、女性の声を使った音声教材を選びましょう。
毎日継続する
英語を身につけるには、3,000時間かかるといわれています。そのため、赤ちゃんの頃から毎日英語の聞き流しを続けることが英語の習得には重要なのです。少しでもいいので、毎日繰り返し聞き流しを続けましょう。
レベルにあった音声を選ぶ
いくら言語習得能力が高い赤ちゃんといっても、難しい音声を選ぶのはオススメできません。幼児期になっても興味が出るような、子ども向けの内容の音声を選んで聞き流しをおこないましょう。英語の聞き流しには、子守唄も効果的です。寝かしつけの際に英語の子守唄を聴くことで、英語の学習につながります。
赤ちゃんに英語の聞き流しをするときの注意点
赤ちゃんに英語の聞き流しをするときは、以下の2つのポイントに気をつけましょう。
- コミュニケーションを定期的に取る
- 日本語もたくさん聞かせる
コミュニケーションを定期的に取る
聞き流しと聞くと、英語音声をひたすら聞かせるイメージをおもちの人も多いでしょう。しかし、赤ちゃんにとっての英語の聞き流しは、コミュニケーションが重要です。アメリカの研究では、人間ではなくロボットやぬいぐるみがおこなう英語の聞き流しはあまり効果が出ないとわかっています。できるだけ家族が英語を話し、英語が苦手な場合は人の音声を使った教材を選びましょう。
日本語もたくさん聞かせる
赤ちゃんの頃から英語を聞き流しすると、英語学習には大きな効果がありますが、日本語の習得にも問題が出てしまいます。英語ばかりを聞いてしまうと赤ちゃん自身が日本語の重要性を感じなくなり、日本語の習得が難しくなってしまうからです。英語の聞き流しももちろん大切ですが、それよりたくさんの日本語を聞かせてバイリンガル脳を養いましょう。
まとめ
赤ちゃんは耳や脳が柔軟で言語習得能力が高いので、赤ちゃんの頃から英語の聞き流しをするのは英語学習に非常に効果的です。心地よくレベルにあった音声や英語を選び、毎日継続させましょう。ただし、日本語もたくさん聞かせないと、バイリンガル脳にはならないので注意が必要です。
赤ちゃんの聞き流しはお家で音声を聞かせることも可能ですが、英語教室を活用して年齢にあった方法で英語を学ぶのがさらに効果的です。KYCS ENGLISH SCHOOLは0歳から通えるクラスがあり、家族も一緒に通うことができます。赤ちゃんとお母さんが一緒に英語を学ぶことで、お家で英語の読み聞かせや子守唄を正しい発音でできるようになります。興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
