中学生の留学は早い?留学の種類やメリット・デメリットについて解説
海外留学と聞くと高校生からと考える方も多いかもしれませんが、実は中学生からでも留学は可能です。2020年から英語は小学生の必修授業となり、以前よりも英語や海外に興味をもつ子どもが増えています。今回は中学生からの留学について、種類やメリット・デメリット、留学の準備方法について解説していきます。
Contents
中学生が利用できる留学の種類と期間
近年では英語に興味をもつ子どもが増えてきたため、中学生での留学が珍しくなくなりました。まずは、中学生が利用できる留学の種類や期間について見ていきましょう。
中学生が利用できる留学の種類
中学生が利用できる留学の種類は、主に以下の3つが挙げられます。
- 現地の公立中学校への留学
- 現地のボーディングスクールへの留学
- 現地の語学学校への留学
現地の公立中学校
現地の公立中学校へ通うことで、さまざまな現地の人と触れ合うことができます。活きた英語が身に付きやすく、現地の学生ならではの経験を積めるのが特徴です。公立中学校へ留学する場合は、ホームステイが一般的とされています。現地のリアルな学校生活を味わいたい人や、将来長期留学を考えている人にとくにオススメの留学方法です。
現地のボーディングスクール
ボーディングスクールとは、寮制の学校のことです。学生や教師が同じキャンパス内で寝食を共にすることで、学業だけでなくさまざまな角度から海外生活を経験できます。ボーディングスクールは主に長期留学生向けの留学方法であり、規則正しい生活をしたい人や海外の大学に興味がある人にオススメです。
現地の語学学校
現地の語学学校では、英語だけを集中的に学ぶことができます。日本だけでなく世界中からの留学生が集まっているので、さまざまな国の友達を作れるのが特徴です。滞在先は寮かホームステイが多く、寮を選ぶと同じ語学学校の留学生と一緒に生活します。
中学生の留学期間
中学生の留学は、短期と長期にわかれます。短期留学を選ぶと、夏休みなどの長期休みを利用した数週間の留学も可能です。短期留学では体験できることが限られますが、気軽に留学できるため、初めての留学や今後の長期留学のための下調べとして利用する人が多いです。
1年以上の留学を、長期留学と呼びます。短期留学よりも費用がかかりますが、語学力の向上やさまざまな海外生活の体験が期待できます。現地の中学校に在籍し、英語で授業を受けて現地の中学校を卒業することも可能です。
中学生で留学するメリット
中学生が留学するメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 視野や価値観が広がる
- 本場の英語に触れることができる
- 自立する機会になる
視野や価値観が広がる
日本とは文化や考え方が大きくなる海外で生活することで、視野や価値観が大きく広がるのが中学生の留学の大きなメリットのひとつです。
テレビやSNSで情報は知ることができますが、実際に現地で暮らすことでしか体験できないことは多くあります。今までは考えもしなかった文化や考え方を取り入れることで、自分自身の視野や価値観を広げられるのです。
本場の英語に触れることができる
学校や英語教室にネイティブ講師がいる場合を除き、中学生はネイティブ英語に触れる機会がほとんどありません。しかし、留学すると否が応でも本場の英語にたくさん触れるため、毎日たくさんの英語を浴びるようになります。脳は年齢が低い方がさまざまなことを吸収しやすいといわれているため、中学生のうちに留学することで、英語の学習効果を高めることができます。
自立する機会になる
中学生のほとんどが、親に面倒を見てもらっている立場です。しかし、留学に行くと自分自身で生活の管理をしなければいけません。留学生活では自分自身で判断して責任をもって行動しなければいけないため、自然と自立につながります。
中学生で留学するデメリット
中学生の留学にはたくさんのメリットがありますが、以下のようなデメリットも存在します。
- ホームシックに陥りやすい
- 治安に気をつける必要がある
- 学校の授業に遅れが出る可能性がある
ホームシックに陥りやすい
大人であっても、日本と異なる文化や価値観の環境で生活することに慣れることができず、留学中にホームシックを感じる人は少なくありません。親元を離れて生活したことがほとんどない中学生にとっては、親がいない環境で暮らすことに孤独を感じ、さらにホームシックに陥りやすくなるでしょう。ホームシックに陥ると勉強に対するやる気がなくなったり、精神的に落ち込みやすくなったりします。
治安に気をつける必要がある
日本は世界的に見ても治安がいい国であるため、日本の感覚のまま海外で生活すると、事件や犯罪に巻き込まれやすくなる可能性が高いです。中学生は大人と比べると防犯意識が低いため、国や学校選びの段階から治安面に気を配る必要があります。
学校の授業に遅れが出る可能性がある
中学生は小学生と比べると授業科目も増え、新しいことをたくさん学ぶ時期です。その時期に海外に留学することで、日本の学校の授業に遅れが出る可能性があります。とくに高校受験を控えている場合は、受験勉強を確保するのも簡単ではありません。留学前に、家族や学校の先生と日本の勉強スケジュールについて考えることも大切です。
中学生の留学準備
中学生が留学する場合は、以下の流れで準備をしましょう。
- 留学の情報収集をする
- 留学先の国を決める
- 留学の期間や種類を決める
- 留学先の学校を決める
- ビザや単位について調べる
- 奨学金について調べる
- 留学までの勉強スケジュールを立てる
国や学校、留学の種類によって留学の内容や満足度は大きく変わります。家族や学校の先生と相談しながら、最適な留学先を選びましょう。
まとめ
中学生でも海外留学は可能であり、学校や滞在先にさまざまな選択肢があります。数週間から数ヶ月間の短期と1年以上の長期留学も選べるので、留学の目的などに合わせて選びましょう。中学生の留学にはメリット・デメリットどちらもあるので、どちらの内容も把握して検討することが大切です。
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