
英検には種類がある!土日いつでも受験できるS-CBTとは?
英検は国内最大級の英語の資格試験のひとつであり、入試や留学などさまざまなシーンにおいて英語力の証明として活用できます。そんな英検には、いくつかの種類があることをご存じでしょうか。今回は、英検の種類とそのうちのひとつである英検S-CBTについて詳しく解説していきます。
Contents
個人で受けられる英検の種類

英検には受ける人や目的に合わせてさまざまな種類があり、その中でもすべての年齢の人が個人で受けられる英検には、以下の2つがあります。
- 英検
- 英検S-CBT
英検
英検は一般的な実用英語技能検定であり、累計の志願者数は1億人を超えるほどの日本で有名な試験です。リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をバランスよく測定することを目的としており、筆記やリスニング、スピーキングテストや面接で合否を決定します。
5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7レベルにわかれており、英語の学習段階によって、年齢問わずどの級も受験することが可能です。英検は年3回主要都市部で開催されており、2023年度は6月・10月・2024年1月に開催されます。
英検S-CBT
英検S-CBTは、一般的な英検と同じ級・資格を取得できる英語検定です。一般的な英検との違いはコンピューターを使って受験することであり、毎週土日に受験することができます。ただし、英検S-CBT は3級から準1級までしかなく、ほかの級を受験する場合は違う方法を選ばなければいけません。
英検S-CBTも一般的な英検と同じくリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が測定されます。リスニングとリーディングはコンピューターでのマウス操作、スピーキングは吹き込み式で回答します。ライティングは筆記かタイピングかを選べるので、パソコンのタイピングが苦手な人は筆記の選択がオススメです。
英検S-CBTのメリット

一般的な英検ではなく英検S-CBTを受験するには、以下の3つのメリットがあります。
- 土日いつでも受験ができる
- 検定期間内に同じ級を2回受験できる
- 1日で4技能すべてを受験できる
土日いつでも受験ができる
英検S-CBTの大きなメリットは、原則土日いつでも受験できることです。一般的な英検は年3回の機会しかないため、そのタイミングに都合が悪ければ受験を見送らなければいけません。英検S-CBTは一般的な英検よりも試験日が多いため、自分や家族の都合に合わせて好きな日を選択することができます。ただし、級や地域によっては毎週実施していない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
検定期間内に同じ級を2回受験できる
一般的な英検にも英検S-CBTにも毎年3回の検定回があり、英検S-CBTは4〜7月が第一回、8〜11月が第二回、12〜3月が第三回となります。毎週試験を受けられる英検S-CBTでは、同じ検定回の中で同じ級を2回受験できるのです。
たとえば4月に英検3級を受験した場合、同じ第一回である7月にも3級を受験できます。一般的な英検は年に3回しかチャンスがありませんが、英検S-CBTを受けると年に6回のチャンスがあるのがメリットのひとつです。
1日で4技能すべてを受験できる
一般的な英検では、リーディング・リスニング・ライティングとスピーキングの試験日程がわかれているため、4技能すべてを受験するには2日かかります。しかし、英検S-CBTは4技能を1日で受験できるので、1日ですべての試験を終わらせることができるのです。遠方の場所で受験する場合は、交通費や宿泊費の節約にもつながります。
英検S-CBTのデメリット

英検S-CBTには、以下のようなデメリットもあります。
- 3級から準1級しか対応していない
- 検定料が高い
- パソコン操作が必須
3級から準1級しか対応していない
英検S-CBTで受験できる級は、3級・準2級・2級・準1級の4つに限られています。ほかの級を受験したい場合は一般的な英検しか選択肢がなく、年に3回しか受験できないため注意しましょう。
検定料が高い
英検と英検S-CBTは、同じ資格でありながら検定料が以下のように異なります。
英検 | 英検S-CB | |
---|---|---|
3級 | 6,400円 | 7,200円 |
準2級 | 7,900円 | 8,500円 |
2級 | 8,400円 | 9,000円 |
準1級 | 9,800円 | 9,900円 |
さらに英検S-CBTは1年に最大6回の受験チャンスがあるので、すべてを受験すると総額も英検より高くなります。
パソコン操作が必須
英検S-CBTはコンピューターで回答するため、パソコン操作が苦手な人は受験できません。簡単なマウスクリックだけなので難しい操作は不要ですが、パソコンの画面を長時間見られないという人は、英検S-CBTよりも一般的な英検の方がオススメです。英検S-CBTのホームページでは受験の体験もできるので、一度自宅で試してみて向き不向きを判断しましょう。
まとめ
英検にはいくつかの種類があり、英検S-CBTはコンピューターで受験する英検です。一般的な英検と同じ級や資格を取得でき、毎週土日開催されているのでタイミングに合わせて最大年6回同じ級にチャレンジできます。ただし、受験できる級が限られているため、希望級の開催日程は事前に確認しておきましょう。
英検は入試や留学で英語力を証明するために活用できるツールであり、幼児期や小学生で取得する人も少なくありません。将来受験や海外留学を目指している方は、英検合格のために英語教室を利用してはいかがでしょうか。目白駅から徒歩すぐの場所にあるKYCS ENGLISH SCHOOLでは、早期から英検対策をおこなうことができます。興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。