英検スタートは5級から!合格点やレベル・合格のための勉強法とは?
英検とは英語力を図るために受ける英語検定試験であり、5級から1級まで7つのレベルがあります。難易度が一番低いのが英検5級のため、初めて英検を受ける人や子どもの英語力を把握したい方は、5級からはじめることも少なくありません。今回は、そんな英検5級の合格点やレベル、合格に向けた勉強法について解説していきます。
Contents
英検5級の概要
7つのレベルがある英検のうち、今回はファーストステップとしても利用されやすい英検5級について、試験内容や合格点、目安レベルを見ていきましょう。
英検5級の試験内容
英検は、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を測定できる英語試験です。英検5級では、リーディング・リスニングを測定する一次試験とスピーキングを測定するスピーキングテストの2種類のテストがあります。
ただし、合否に関係があるのは一次試験のみであり、一次試験に落ちてもスピーキングテストは受験できます。それぞれの試験内容は、以下のとおりです。
■一次試験の試験内容
一次試験は、約25分のリーディングと約20分のリスニングで構成されています。リーディングは主に3つの形式の設問が出題され、すべて正しい答えを選ぶ選択問題です。
- 短文の語句、空所補充
- 会話分の文空所補充
- 日本文付き短文の語語句整序
家庭や学校などの身近な場面に関する問題が出題されます。
リスニングも選択問題であり、主に3つの形式の設問が出題されます。
- 会話の応答文選択
- 会話の内容一致選択
- イラストの内容一致選択
放送は2回おこなわれるので、一度目で聞き逃しても二度目で挽回することは可能です。ゆっくり落ち着いて、正確なリスニングをしましょう。
■スピーキングテストの試験内容
スピーキングテストは、一次試験の合否に関わらず、誰でも受けることができます。一次試験は試験会場に行く必要がありますが、スマートフォンやタブレット、コンピューターから気軽に受験できるのも特徴です。スピーキングテストは英検5級の合否に関係ありませんが、英検3級からはスピーキングを測定する二次試験が必須となります。将来の練習としても、受験して英検のスピーキングに慣れておきましょう。
スピーキングテストは約3分間で、3種類の質問が出題されます。
- 文章の音読
- 文章についての質問回答
- 受験者自身に関する質問回答
20語程度の文章を音読し、そのあとその文章に関する問題が質問されるので、正しい答えを述べます。受験者自身に関する質問回答は正確な答えがないので、自由に好きなことを答えましょう。
英検5級の合格点
英検は、合否だけでなくCSEスコアという点数が決められています。英検の合否はCSEスコアの点数によって決まり、合否発表の際にCSEスコアを確認できます。合格点は級ごとに異なり、5級の合格点はそれぞれ以下のとおりです。
■一次試験の合格点
英検5級の一次試験の合格点は、850点中419点です。合格点は固定されており、違う回に受験しても明確な数値で比較できます。合格点は技能ごとに均等に分配されており、英検5級の場合はリーディングが425点満点、リスニングが425点満点の計850点満点です。
■スピーキングテストの合格点
スピーキングテストの合格点は、425点中266点です。合否とは関係ありませんが、スコアを知ることでスピーキングのレベルを把握できます。
英検5級の目安レベル
英検公式によると、英検5級は中学初級レベルとされています。英語を習いはじめた人の最初の目標であり、家族や趣味など身近な話題が多く出題される検定です。英検5級を対策することで、英語の基礎を固めることもできます。受験者は小学生も多いため、英語の実力や勉強の成果を知りたい人は、一度受験してみてはいかがでしょうか。
英検5級の合格点レベルに達するための勉強方法
英検5級に合格するためには、以下の勉強方法をおこないましょう。
- 身の回りの単語を覚える
- 基本的な文法をマスターする
- 過去問や予想問題を解く
身の回りの単語を覚える
英検5級の英単語レベルは、600語程度だといわれています。「house」「book」「door」など基礎的かつ実用的な英単語が多いので、単語帳や英語のイラスト辞典などを活用して、多くの単語を覚えましょう。普段の会話から意識して英単語を活用することで、記憶が定着しやすいです。
基本的な文法をマスターする
英検5級では、中学1年生で習う文法レベルが出題されます。さまざまな設問において文法の理解は欠かせないので、canを使った表現や現在進行形、否定文や命令文などの基礎的な文法を理解しておきましょう。
過去問や予想問題を解く
英検5級を受ける人のほとんどの人が、英検に初めてチャレンジする人ばかりです。英検の問題に慣れていないと、場の雰囲気や空気感に飲み込まれ実力を発揮できないかもしれません。英検5級の出題形式はパターン化されているので、出題形式に慣れることで本番でも成果を出しやすいです。
まとめ
英検5級は英語を習いはじめた人の最初の目標であり、中学初級レベルの問題が出題されます。小学生も多く受験しているので、英語の実力や勉強の成果を知りたい方は、今回の合格点や目安レベルを参考に受験してみましょう。
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