英語学童とは？一般の学童との違いやメリット・デメリットを解説

英語を話せるようになるには、英語に触れる機会を増やすことが大切です。しかし、子どもの学校の授業だけでは英語に触れる機会が少ないと感じる人が多いのではないでしょうか。英語環境を作る手段のひとつが、英語学童です。今回は、英語学童の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。子どもに英語を日常的に触れさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

英語学童とは

英語学童とは、英語に特化した学童保育のことです。放課後自宅に家族がいない子どもが利用する施設である点は一般の学童と同様ですが、英語学童は、学童内での会話や指導は基本的に英語でおこなわれます。ネイティブ講師やバイリンガル講師が英語を使って子どもたちと一緒に生活や遊び、スポーツなどをおこなうので、楽しみながら英語と接することができるのが特徴です。

基本的に英語学童は民間で運営されているので、入所制限はありません。そのため、家族が働いていなくても、子どもを英語学童に通わせることができます。英語学童に通う日数や頻度は自由に決めることができるため、生活スタイルや子どもの性格などに合わせて、好きなタイミングで利用しましょう。

英語学童の内容

施設によって違いがあるものの、英語学童でおこなわれる指導やアクティビティは、以下が一般的です。

• 英語の勉強
• 学校の宿題
• おやつ
• お絵かき
• 運動・ダンス
• 工作
• 読み聞かせ

英語の勉強とっても学習塾のようなものではなく、体を使って英単語を覚えたりゲーム形式だったりと楽しく英語を学ぶプログラムが取り入れられています。英語学童が用意したプログラムをする時間と自由に過ごせる時間がどちらもあるので、窮屈になりすぎることはありません。

一般の学童との違い

一般的な学童は、基本的に日本人の指導員が複数人在籍し指導や監督をおこないます。基本的な会話が英語である英語学童に対し、一般的な学童で英語が話されることはほとんどありません。英語を勉強するプログラムもないため、子どもに英語を学ばせたい場合には適していないといえます。

英語教室との違い

英語教室は、英語学習がメインの学習塾です。受験やテストにも対応しており、目的に合わせた指導がおこなわれます。一方、英語学童は保育の側面が強い施設です。そのため、英語の学習だけでなく、おやつや遊びなどの余暇の時間や自由時間も多く取り入れられています。英語の勉強だけに集中したい場合は英語教室、楽しみながら英語に触れてほしい場合は英語学童がオススメです。

英語学童のメリット

子どもを英語学童に通わせるのには、以下の3つのメリットが挙げられます。

• 英語に触れる時間が増える
• 英語への苦手意識が薄くなる
• 楽しく英語を学ぶことができる

英語学童のメリット①英語に触れる時間が増える

英語学童の大きなメリットのひとつが、英語に触れる時間を増やせる点です。英語学童は基本的に英語のみ話すオールイングリッシュの環境なので、日本にいながら英語漬けの環境に身をおくことができます。英語に触れる時間を増やすことで、普通に英語を勉強するよりも日常的に身につけられるようになります。

英語学童のメリット②英語への苦手意識が薄くなる

学校での英語学習は小学3年生からはじまりますが、それまでに英語に触れていなければ、抵抗感をもってしまいがちです。英語に抵抗感をもってしまうと英語学習の意欲がなくなってしまうため、英語を身につけることが難しくなってしまいます。英語学童によって小さい頃から日常的に英語に触れておくことで、英語への苦手意識がなくなり、今後の英語学習にいい影響をもたらします。

英語学童のメリット③楽しく英語を学ぶことができる

英語学童は英語教室と違い、普段のアクティビティの中に英語が組み込まれています。そのため、子どもたちが堅苦しくなく楽しみながら英語を学ぶことができるのも魅力のひとつです。「英語を勉強している」という感覚をもたずに、英語を自然と身につけることができるのです。

英語学童のデメリット

さまざまな効果がある英語学童ですが、以下のようなデメリットも挙げられます。

• 一般の学童よりもコストがかかる
• 英語が理解できなければ楽しめない
• 人によっては英語が身につかない

英語学童のデメリット①一般の学童よりもコストがかかる

英語学童のデメリットのひとつが、費用が高い点です。一般的な学童は自治体が運営しているケースが多く、毎月3,000〜7,000円程度の月謝が一般的だといわれています。しかし、英語学童は民間が運営していることもあり、毎月30,000〜70,000円程度が相場です。さらに10,000〜50,000円ほどの入会金が必要な施設も多く、一般の学童よりもはるかにコストがかかります。

英語学童のデメリット②英語が理解できなければ楽しめない

英語学童では、講師との会話は基本的に英語です。そのため、英語に対する知識が一切なければ、アクティビティなどを楽しむことが難しいかもしれません。周りの子どもたちの英語力が高い場合は、周囲との差に圧倒され英語に苦手意識をもつ可能性もあります。まずは無料体験などを利用して、子どもの性格とマッチするか判断することが大切です。

英語学童のデメリット③人によっては英語が身につかない

英語学童は、英語教室のように英語学習がメインではありません。そのため、自分から意欲的に学習する姿勢がなければ、英語が身につかない可能性もあります。楽しみながら講師と積極的にコミュニケーションを取ることで、英語の学習効果は高くなります。

まとめ

英語に特化した学童保育である英語学童は、オールイングリッシュの環境でお絵かきやスポーツなどのアクティビティをおこなう施設です。楽しく英語を学ぶ機会が増えるメリットがある英語学童ですが、コストが高く、英語への理解力や意欲が必要になるデメリットもあります。英語を集中して学びたい場合は、英語学童よりも英語教室がオススメです。

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